第10回目のタイトルは「U字溝は時代遅れ!?」。
2016年11月末に、イギリスで「SUDS(Sustainable Drainage Systems)」という
持続可能な排水システムが国家プロジェクトとして採用されたことを紹介しながら、
現在の日本の雨水処理に対して疑問を投げかけました。
▼2016年11月25日のガーディアン紙より
『natural flood management』に15ミリオンポンド(≒21億円)
http://www.rewildingbritain.org.uk/magazine/govt-to-fund-rewilding
日本でも、雨水をできるだけ速く海へ送り出すのではなく、
雨が降った土地にゆっくり浸透させて保水させる「SUDS」の
考え方や技術がどんどん広まっていくことを願っています。
▼持続可能な都市排水システムSUDS(Sustainable drainage systems)
▼欧米諸国における治水事業実施システム【PDF】(財)国土技術研究センター
http://www.jice.or.jp/cms/kokudo/pdf/reports/autonomy/river/autonomy_kasen_06.pdf
⇒ 「3.8.3 地域と一体となった流域対策手法」に
SUDSの分かりやすい解説が掲載されています。
記事中には、雨水を貯めた桶の中でくつろぐカエルのジェム・プラントのイラストと、
排水のために、U字溝の代わりに多孔菅を埋め込んだ
「とっとり晴れやか庭園」の園路の写真が登場しました。
お手元に取る機会がございましたら、ご一読くださいね♪
※山梨日日新聞のコラム連載「ポール・スミザーのTime for a Ramble」は、
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