先日、アンジェ(東京都調布市)にて講演会を行いました。
その際、野草の種子の販売もしました。
質問に挙がった種まきの方法についてここでお話したいと思います。

基本は秋蒔き。ポットかトレイに用土を入れて種を蒔きます。
その上にバーミキュライトを少々かぶせるといいでしょう。
水を遣ったら、常に湿り気がある状態を保つようにします。
置き場所は激しい雨の当たらない軒下などがベストです。

その状態で翌春までには発芽します。

種の半分は秋蒔き用にとっておいて、その半分を気温が暖かい今頃に
蒔いてみてはどうでしょうか。
自然の世界では、花を咲かせた後に種を落とすのですから。

イネ科などのグラス類は気温が高い今頃に、秋蒔きと同じ様な要領で蒔くと
早くて10日程、年内には発芽します。

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〜書籍「ナチュラルガーデンをつくろう!」あと書きより〜

「湖山池ナチュラルガーデン」緑化フェアをきっかけに庭づくりが始まった。
しかしこれで完成ではなく、
市民参加でさらに大きく育ててほしい。
現時点では、フェアの会期に合わせて秋に見頃になる植物が多いから、
これからは春に主役となるものも植えていこう。

ガーデン中央の巨石を組んだ「オアシス」は、今後、
木が生長して緑に覆われる。
防風のために湖畔に植えた木々も育って、多年草をやさしく守る役目をつとめる。
残したい野草をたんねんに選り分けて草取りをしていけば、
より自然で多彩な花壇になるだろう。

庭が育っていけば、さまざまな鳥たちがにぎやかに行き交い、
花を求める鳥をはじめ、多くの虫もやってくる。

多様な生態系をもつ庭は、子どもたちに人気の場所だ。
学校で観察会をやってもいい。なにしろここは背後に山があって、
目の前に広大な池が広がり、その向こうには海がある。
自然のつながりが一目でわかる、生きた教材だ。

そして、この庭が植物バンクのような働きをもつ場所になっていたら!?
挿し木や種子で植物を殖やして、町に供給するんだ。
地元育ちの植物が町なかに広がっていったら、
それは土地の個性を深めることにほかならない。

地元の素材でふるさとの景色をつくる。
この庭を、そんな未来につなげてほしい。

ポール・スミザー

>> 書籍『ナチュラルガーデンをつくろう!』詳細ページ
 

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宝塚ガーデンフィールズが2013年12月24日に閉園することが決まりました。

宝塚というユニークな歴史と文化のある都市のまん中につくったシーズンズは
私の理想のガーデンでもあります。

植栽の成熟とともに、多種多様な生物が生態系をつくり、
閉園が決まっても、生命のくさりを懸命につなげています。

生物がかつてないスピードで絶滅している今、
生息地を破壊することは、今まで以上に責任の重い行為です。

いきものにとって居心地のよい場所は、間違いなく、人間にも住みやすいのです。

宝塚市民の方々が
「『シーズンズ』を活かしたまちづくりを考える会」
を発足されました。

3月10日は第1回の市民ディスカッションが行われることとなり、
ポール・スミザーが基調講演をすることになりました。

地元の方だけでなく、全国のみなさんに注目していただくことにより、
生物多様性を意識した地域づくりが宝塚で行われ、
また全国各地に広がっていくことを願っています。
 
シーズンズの映像はこちらをご覧ください。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLwVL2yN61WqPwnrUZDKYXrs3aFtv2QV4S 

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イングリッシュ ブルーベルは、ちょうど今ごろ(5月の末)、
植林されていないイギリスの古い森の、少し陽の射すところいちめんに咲いている。

私の生まれた病院は森の中だったから、まわりにはこの花ばかりが咲いていた。
風のない日に近くに行くとよい香りがする。
その森に入ってその香りを嗅ぐと、いっきに子供のころに帰る。

今、八ヶ岳の事務所の前にイングリッシュ ブルーベルの花がちょうど広がっていて、
子供のころに見た風景を思い出す。

庭に木陰の場所があれば、この気楽な球根を植えるといい。
毎年確実に花を咲かせてくれる。

なぜかこの球根はなかなか手に入らなかった。

今年は私の家の土手の痩せた土地に、
スイセン ‘テータテート’、スイセン ’ジョンキラ’、スノーフレーク、
カマッシア クアマシの球根と一緒にたくさん植えようと思っている。
 

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昔からイギリスでは、ウインザーチェアーなどを自力で生木を倒して
材料を割るところから作っていた。

イギリスの実家の近くにあるハイウィッカムはブナで有名で、家具職人が多い。
森に入って、手道具だけで木を倒してスライスして、
フローで必要な寸法に近い所まで割っていく。

そして椅子などの材料をまとめて作って梱包し、それを駅に持っていってロンドンに送る。
それを使って他の職人が家具を組み立てていた。

フローで叩いて木を割っていく。
丁寧な仕事ができて、木製の瓦も作ることができる。
現在、日本の刃物職人さんに頼んで製作してもらっている所。

どうぞご期待ください!

動画撮影2011年1月28日

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‘フロー’ (Froe) について街を歩いている人に聞いてみても誰も知らないと思う。
使うときは、日本で使われている斧や鎌などの道具とは反対で、
取っ手を持って下向きに刃を置く。

暖炉の火を起こすための細く割った薪を作るのも簡単。
クリなどのきれいな木が手に入ったら、割って削ってスプーンができる。
家具作りなどほとんどのことがこのフローでできる。

木に当てて叩いて割るから、自分の手と足は危険な場所にないので
刃物に慣れていない人にもおすすめ。
子供がそばに来ても斧のように割れた木が飛ばないから安全。

現在、日本の刃物職人さんに頼んで製作してもらっている所。

どうぞご期待ください!

動画撮影2011年1月28日
 

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今まで見た緑化フェアやガーデンショウ、街の中の公園などに植栽してあるのは
丸型や箱型に刈り込まれたサツキやツツジなどばかり。

その木独特の樹形がわからない状態に刈り込んであれば、
どんな場所も同じに風景に見えてしまう。

もしも誘拐されて連れ去られて、目隠しを取られたとしてもわからないかもしれない。
サツキやツツジが嫌いなわけじゃない。

八ヶ岳の麓の自宅のそばの森や八ヶ岳ナチュラルガーデンのそばの林には、
ヤマツツジがなんとも言えない美しい色の花を咲かせる。
自然樹形で幹もおもしろい。

日本にはすばらしい植物がたくさんあるのに、使わないのはとても残念。

とっとり湖山池ナチュラルガーデンでは、
とっとりの風土に合った何千株もの野草を使って、
日本の植物の魅力を伝えたいと思っています。

(2013年秋に開催される、第30回全国都市緑化とっとりフェアに合わせて整備される湖山池ナチュラルガーデンの予告編! 監督・製作:ポール・スミザー 編集2012年3月22日)
 

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鳥取市の降雪量はそれほど多くないけれど、
なぜかこの庭を作りはじめた今年2012年の冬は雪がよく降っている。
普通ならば現場に出ないくらいのすごい吹雪の日でも、
「工期どおりに完成させたい、多年草を少しでも早く植えたい」
とみんな努力をしている。

現場に行って、7tの石を組んで、湧き水が湧いている所を立ち上げて、
隣の石に合わせて目地や水の流れたあとを調整してもらった。

石の目地の仕上げの打ち合わせをしているとき、
風が強すぎてみんな石にしゃがみこんで、
雪を食べながら(口を開けると雪が入ってくる!)、
ニコニコ笑って、誰も帰ろうとしないでいた。

後で聞いたら、みんな他の人の顔を見ると笑っているから、
自分もニコニコしていただけで、確かにそのときみんなの唇は紫色だった。
その日が今までで最高に寒い日で、部屋に戻ると、
みんな灯油ストーブの前に集まってきて作業着を乾かしていた。
そんな状況でも気持ち良く仕事をしていたのはすごいね。
とっとりの人はすごいよ!

(2013年秋に開催される、第30回全国都市緑化とっとりフェアに合わせて整備される湖山池ナチュラルガーデンの予告編! 監督・製作:ポール・スミザー 編集2012年3月22日)
 

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一つの大きな庭をつくるために大勢の人たちが活躍している。
でも実際の大事な仕事に関わっている人たちが表に出ることはほとんどないのは残念。

みなさんに湖山池ナチュラルガーデンの機械が入ってる現場に来て
見てもらうことはできないけれど、
こんな状態から(うまくいけばの話だけど)どのように完成していくのか、
動画で完成までのそのプロセスをご覧いただこうと思っているので
楽しみにしていてください。

(2013年秋に開催される、第30回全国都市緑化とっとりフェアに合わせて整備される湖山池ナチュラルガーデンの予告編! 監督・製作:ポール・スミザー 編集2012年3月22日)
 

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